映画、半次郎の舞台となった幕末から明治初期にかけての頃、アメリカでは南北戦争が勃発しています。

その頃の出来事をモチーフに描いた海外の映画と言えば、
2003年12月に日本公開となったラストサムライが挙げられます。

主人公のネイサンは南北戦争で数々の戦果を挙げた士官でしたが、
戦争に関係のない人々まで巻き込んで戦うことに嫌気がさしていた頃に、

日本からやってきた実業家にスカウトされ、
明治維新後の日本の武力の近代化を促進させる指導官として日本に赴くことになります。

日本で最初の仕事は政府に反乱を起こしている勝元盛次軍の征伐でしたが、
ネイサンは逆に勝元に捕らえられ捕虜として勝元の領地に連れてこられます。

古き侍の魂をもつ勝元たちと触れることで
ネイサンはサムライの精神とは何かということを考え始めます。勝元もネイサンを認めるようになっていきます。

やがてネイサンは新政府軍に復帰できることになるのですが、
その後新政府軍と勝元軍との戦いになった際に勝元と共に戦うことを決め最期の決戦に挑むというストーリーです。

主人公のネイサンを演じたトムクルーズはもちろんのこと、
勝元を演じた渡辺謙さんをはじめとする日本人俳優が一躍ハリウッドで名を上げた映画です。

ラストサムライという映画は、日本のサムライ文化をアメリカの人たちの視点で描きつつ、限りなく武士道精神を理解しようとした映画として、映画史上でも重要なポジションの映画であると今後も語り継がれていくことでしょう。

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