半次郎の本当の姿

半次郎は暗殺者を退けましたが、その者の持ち物から暗殺者は長州藩の者だとわかりました。その数日後半次郎は単身で長州藩の詰め所に乗り込みます。すでに長州藩でも中村半次郎の名前は知れ渡っており詰め所の藩士らは半次郎を取り囲むのですが、半次郎は長州藩に喧嘩を売りに来たのではなく斬った者の遺髪を家族に届けて欲しいということで自ら乗り込んで行ったのです。逆に殺されても文句の言えない場所に自ら乗り込んで、斬った相手の家族のことを案じる半次郎の心意気に触れた藩士は黙って見送ることになりました。

この場面のように、映画では半次郎の情に厚いところを示す部分が随所に盛り込まれています。半次郎という映画では、これまで人斬り半次郎の異名ばかり知られていた中村半次郎の本当の姿が上手く描かれていると思います。
その後ますます名前が知れ渡るようになった半次郎は後に生涯の友となる永山弥一郎や想い人のさとと知り合います。永山は明治新政府になった時に北海道へ開拓使として派遣され離れることになるのですが、西南戦争の直前に再び出会い共に戦う運命に身をゆだねることになります。

さとはキセル屋の一人娘で、サムライとして生きて死んでいくことを強く望む判次郎とは結局結ばれることはなかったのですが、映画では別れのシーンでお互いに贈り物をします。
さとは半次郎に香水を。半次郎はさとと一緒に写っている写真を。
それぞれのアイテムがこの後のストーリーの大事な場面でお互いを思い出させる物として効果的に使われます。

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